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フリーランスの人間ドックの値段は?健康診断は経費や保険適用になるのか

会社では年一回従業員に健康診断を受けさせる義務がありますが、フリーランスの場合は自分で行かないと定期検診を受けられません。

結論からいうと、フリーランスが定期検診を受ける方法は二つ。

①自治体が行なっている健康診査を利用する(無料〜数千円・保険適用)

②人間ドックを利用する(保険適用外)

人間ドックはあくまで自由診療なので保険適用外です。

会社はこの費用を全て負担していてくれたということですね。

 

自治体検診と人間ドックの検査項目や費用は?

ではまず安価に済ませられる自治体の検診について。これは40歳を境に2種類に分かれます。

・39歳以下→「健康診査」
国民健康保険に加入している39歳以下が対象、年一回。
検査項目は市町村によって異なりますが、身体検査(身長・体重・腹囲)、血液検査、尿検査など。

・40歳以上→「特定健康診査」
40歳を超えるといわゆるメタボ健診と言われ、脂質・糖質などに着目されてより丁寧な検査が受けられます。
(しかし検査項目は39歳以下と対して変わらないようだ)

どちらも人間ドックよりは検査項目が少なく、値段は1,000〜5,000円程度。

国民健康保険に加入していればフリーランスは受ける権利がありますので、自治体のHPなどで調べてみてください。

自治体の検査だけでなく、胃炎、肝機能、乳がんなどを調べたい人は人間ドックを受けましょう。

ガン系の検診は腫瘍マーカーという検査項目を使うことで早期発見に繋がります。

人間ドック(保険適用外)
一般平均で2万円、高いものだと6〜10万円。

人間ドックは「自分で購入する」検査。検索サイトを利用するとポイントがついたり、クーポンがもらえるところもあります。

参考:ここからだ:リクルートポイント利用可能

人間ドックどの項目を選べばいいの?

なかなか定期検診に縁のないフリーランスにとっては、せっかくなら悪いところは全部治したい!みたいな気持ちになります。

在宅仕事が多ければ肩・腰の痛み、頭痛、気分の抑うつ、お酒を飲む人が多ければ肝臓だって心配になりますよね。

しかし人間ドックは「ここが悪い気がする」といった所感を元に詳しく検査するわけではありません。

『全体をさらっと検査して異常がないか確認するもの』という認識が正解です。

「病気かも…?」という自覚症状がある人は、腹痛なら内科・消化器科、精神的なものなら心療内科にいきましょう。

とはいえ、人間ドックできちんと異常を見つけたいです。

そんな時は各検査項目でどのような疾患が発見できるのかということを考えれば検査項目を絞りやすくなります。

 

検査内容と見つけられる可能性のある疾患

【基本検査】
身長・体重・腹囲等:メタボ、肥満、糖尿病など

【血液検査】
・ピロリ菌検査:胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・HBs、HCV抗原・抗体検査:肝機能障害(B型・C型肝炎)
・血清ペプシノゲン値:萎縮性胃炎

【呼気検査】
・スパイロメーター:気管支喘息、肺気腫

【尿検査】 →自治体検診ではよくあるけど人間ドックではメジャーではない
・尿蛋白:腎機能低下
・尿糖:糖尿病、甲状腺機能亢進症、腎性糖尿
・尿潜血:尿路結石、膀胱炎、糸球体腎炎

【その他】
・X線検査:肺結核、肺炎、肺癌
・腹部エコー:胆石、膵炎、肝臓・膵臓がん
・心電図:不整脈、狭心症、心筋梗塞
・便潜血検査:大腸がん、大腸ポリープ・大腸炎

【婦人科検診】
・マンモグラフィー:乳がん、乳腺繊維線腫、乳腺炎、乳腺症など
・子宮がん/子宮頸がん細胞診:子宮がん、子宮頸がん

もちろん上記の検査で必ず病気が見つかるわけではありません。

隠れたまま進行していく病気もありますし、病院によって、担当医や技師によっても見つかるものは違ってきます。

通常のフリーランスなら2〜3年に一度、健康が気になる人は毎年受けることが大切です。

また次年度はちがう病院で人間ドックを受けてみることで疾病発見の効果はグッと上がります。

人間ドックの値段と病院の選び方

基本検査とメニューはどの病院も対して変わりません。

安くて19,800円。大体2〜3万円の範囲あれば良識な価格です。

昼食がついたり、施設のきれいさを売りにしていたりすると、病院によって価格が異なります。

女性であれば+乳がん・子宮頸がん検診をつけたレディースコースがあります。

ただ、レディースコースと銘打っていなくても4,000〜5,000円のオプションで婦人科検診と同等の検査を受けられるところもあります。

レディースコースは全体的に割高な病院が多いので、気になる項目だけを選択して検査してもらうこともできるということを覚えておきましょう。

ちなみにマンモグラフィーと乳腺エコーでは見つかるものが違います。

厚生労働省では40歳以上から2年に一度はマンモグラフィー検診を受けることを推奨しています。ただ妊娠中の方は乳腺エコーのみ。

実際に個人事業主が人間ドックを受けてみた

実際に個人で人間ドックを受けてみて感じたことを紹介します。

・申し込み時や受付書に会社名や緊急連絡先を書く欄がある

やはり人間ドックというのは会社負担で申し込む人が多いんですね。

申し込みから実際に受けるまでの全ての書類に「会社名」「会社の連絡先」などを書く欄がありました。

フリーランスの場合「個人事業主」と書いて、緊急連絡先にも「同上」と書けばOKです。

だんだん面倒になって会社名「なし」と書いても、問題なく受理されました。

 

・検便の準備は3日前からできる

うっかり忘れがちですが、最近の人間ドックは二日分の検便が必要です。

当日の朝だけではもちろん間に合いませんので、三日前くらいから準備しておきましょう。

ちなみに検便がどうしても取れない時は「取れませんでした」と言って未提出でも、その他の検査は受けられました。

大腸系の疾患はエコー検査などでもある程度判別してくれますので、気になる方はエコーのある人間ドックを選んでみてください。

無理して検便を取ろうとして、お腹を壊さないようにお気をつけてくださいね。

 

フリーランスの人間ドックは経費になる?

最後に人間ドックは経費として計上できるのかという問いについて。答えは「いいえ」です。

なぜならフリーランスには法人とちがって福利厚生という概念がないから。

個人事業主の場合は、通院も含めて病気にまつわるほぼ全てがプライベートな支出と判断されます。

よく誤解されがちですが、健康維持のためのスポーツジム会員費や整体なども経費にはできません。

ではでは。

関連記事:経費が10万円違うと、どのくらい所得税が変わるのか計算してみた

 

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