フリーランス0年目 はじめての白色申告
年度の途中まで会社員で、そこから開業届を出さずに細々とした収入で年度をおえる。
意外と多いシチュエーションだと思うのですが、確定申告をどうするか困りますよね。
一つ言えることは、払いすぎた所得税が確実に戻ってくるので、必ず『確定申告』した方がいいということ。
ここでは年度途中でフリーランスになった人向けの、はじめての確定申告の方法を実体験に基づいてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- 初めて自分で白色申告する人
- 年度の途中で退職して、フリーランスになった人
- 会社からの給与と、個人収入が混ざっている人
初心者向け!はじめての白色申告のやり方

とりあえず、確定申告について調べまくりました。
開業届をだしていないので、白色申告というものを提出します。
ところが税務署のHPには「白色申告の人はこちら!」なんて書いていないんです。わかりづらい。
白色申告の提出書類は、『収支内訳書-一般用』と『申告書B』がコレにあたります
(国税庁HP: 確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等|国税庁)
そして嬉しいことに、やよいオンラインというクラウドサービスを使うと、メルアドの登録だけで、白色申告の無料作成ができることが判明しました!
(無料作成ツール: やよいの白色申告 オンライン)
半信半疑でしたが、利用してみたら本当に完全無料でした。
おそらく事業化したあとにそのまま有料に移行してもらうことを見込んで、無料にしてくれているのでしょう。
使えるものは使わないと損ということで、ここではやよいの白色申告を使って、確定申告の書類を作成していきます。
「給与」と「個人収入」がある場合の書類の作り方(やよいver.)

さて、問題は「給与」と「個人収入(=いわゆるフリーランスで稼いだお金)」が混ざっている場合どうなるのか。
確定申告が不安すぎて、12月の早い段階で試算してみることにしました。
・筆者の状況
- 1~6月の途中まで会社員
- 個別に収入があったのは7~12月でそれぞれ10万円程度
①用意した書類
- 会社からもらったその年の源泉徴収票(退職時にもらう)
- 国民年金控除証明書 (年金事務所から送られてくる)
- 国民健康保険 (役所から送られてくる)
- 終身保険・医療保険・国民年金など、個別に入っている保険 (各会社から送られてくる)
・ハガキできていたもの、控除証明と書いてあるものは全部とっておく
・失くしても大抵のものは再発行してもらえるので慌てない
②用意した経費
- 個別に報酬をもらった会社の名前・住所・請求書
- 家賃などを払っている通帳
- 家賃の契約書
- 所得税を振り込むor 払う予定の通帳
- 家計簿アプリなどのクラウドサービス(ある人は)
普段から家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を利用していたので、それを参考にしながら経費入力を行いました。
やよいオンラインで白色申告書類を作成した手順
⑴ かんたん取引 > 給与以外の収入を入れる

まずは、かんたん取引入力に7月1日~12月31日(フリーランスの期間)の収入を入れます。
このとき入力する日付は「実現主義」です。
「実現主義」とは、入金を確認した日のこと。
通常、取引は「発生主義」が原則ですが、売上の場合、実現していない収入がでてくる可能性があります。(取引先が振り込まなかったetc…)
売上は「実現主義」経費は「発生主義」と覚えておきましょう。
このとき会社からもらった”給与”はいれません。
給与は確定申告書を最後に作成するときに入力するので、あくまでフリーランスとして稼いだお金のみを入力します。

ちなみに、取引先が企業であれば、源泉徴収という形で所得税がひかれているはず。
その分も「かんたん取引」の源泉徴収欄に必ず入れておきましょう。
売上を入力して、源泉徴収含むにチェックを入れば自動的に計算してくれます(便利!!)
※所得税がすでに引かれているかわからないときは、報酬をもらった先に要確認。
ぼくの場合、10万円/月で源泉徴収がすでに引かれていたので、7~12月のおよそ60万円が”売上”となりました。
もし消費税が10万円に入っておらず、追加でもらっている場合は、10.8万円が売上になります。基本的には、全て税込で入力しましょう。
⑵かんたん取引 > 経費を入力する

さて、続いて経費の入力をします。
全ての作業を自宅で、インターネットを使って行ったため、その分を”経費”とすることにしました。
・フリーランス0年目で経費としたもの
- 家賃
- 水道光熱費
- インターネット費
これらを全て50%で入力しました。
広い家であれば床面積などで計算するそうですが、狭い1Kのため、寝る場所と作業する場所くらいしかありませんでした。
この他にもレシートか領収書があり、作業内容に関係あるものであれば経費にできます。
例えば、書籍代、ノートや鉛筆などの消耗品、Adobeソフト使用料などです。

また、クレジットカードで購入した場合も経費にできます。
ネットショッピングを利用すると、購入日、品物が届いた日、クレカ引き落とし日…どの日付で入力すればいいのか迷いますよね。
ここでも経費は基本的に、「発生主義」です。
例)12/28に購入して翌年1/3に品物が届き、2月のクレカで引き落としされた場合、経費に計上するのは12/28になります
これは分割払いなどでも同じです。発生した日=ポチった日を経費として入力しましょう。
クレジットカード購入の場合、送られてきた領収書を取っておくか、ショッピングサイトからダウンロードしておく必要があります。
基本的に、領収書は印刷して5年間保管が鉄則です。
フリーランスや個人事業主規模であれば、クレカの明細書でも領収書として認められるそうなので、基本経費はクレジットカード払いにしておくとわかりやすいですね。
(参考:クレジットカードの利用明細を領収書として代用することは可能なのか?)
⑶確定申告 > STEPに沿って入力する

まずは、上記の赤枠で、選択している年度が間違っていないことを確認してください。
※前年度・来年度も表示されているため、入力した項目が入っていないと思ったら年度が間違っていないかを確認しましょう
Step1 減価償却
カメラやパソコンなど「とにかく高いもの」を購入していたら入力します
減価償却とは、30万円といった高いものを壊れていく年月に分けて、徐々に経費にしていくという考え方です。
今回は、開業届を出しているわけでもないですし、パソコンもずっと使っているものだったので必要ありませんでした。
その場合、完了ボタンを押して次に進みます。
Step2 収支内訳書の作成
続いて、白色申告の『収支内訳書-一般用』にあたる書類を作成します。
⑴⑵のかんたん取引で、入金と経費を登録しているのでサクサクおわります。
このとき、地代家賃の支払い先の入力が必要になるので、契約書を見ながら管理会社の住所を入力します。
あとは、ステップに沿って必要事項を入力するだけです。
ここの解説が本当に丁寧で、やよいオンラインに感動しました。
無料でここまで使わせてくれてありがとう。
Step3 確定申告書の作成
最後に、『申告書B』にあたる書類を作成します。
イメージとしては7~12月個人で働いていた分の収支内訳書を作って、1~6月の給与所得と足して確定申告する感じです。
会計ソフトの場合、迷いやすいところが質問形式になっているため、YesかNoで答えていけば迷わず書類を作成することができました。
超簡単!ありがとう会計ソフト!
だめ押しで税理士が実施している無料相談会に持っていき、特に問題ないというお墨付きをいただきました。
これで無事に書類作成完了です!
年度の途中でフリーランスになった人はよほど大金を稼がない限り、納め過ぎた税金が『還付金』という形で返ってきます。
返金は確定申告後の1~2ヶ月後ということで、4~5月に臨時収入が入ることになります(やっほい)
今回ぼくも10万円近くの還付金が受けられることがわかりました。
(やよい白色申告で確定申告まで行うと、いくら返金されるか表示されます)
ここは順当に、来年の住民税や他の税金の支払いに使おうと思います。
ではでは。
今回使用した無料サービスはこちら。
参考にした本はこちら。
スポンサーリンク

