映画『ボヘミアンラプソディ』をみてきました。
最近コンビニに入るとどこに行ってもクイーンの曲がかかっていて、TV・雑誌で絶賛されていますよね。
宣伝効果バッチリです。まんまと観に行きました(笑)
ただ、映画の中で1つわからなかったことが…。
それは最後にずっとクイーンを支えてきたマイアミが音響装置をいじっているシーン。
あのシーンが何を意味するのかわからなくて、
その後のライブ・エイドのシーン中ずっと、
何か悪いことが起きるのではないかと
ハラハラドキドキしていました。

あとで調べてみたら、あれは音楽ファンには有名なエピソードだそうで、
「触るな」と固定されていたのはミキサーの『全体の音量の大きさ』を変えるつまみ。
近所迷惑なので音量にリミッターがかかっていたところを、マイアミが勝手にあげてしまった、というシーンなのだそうです。
(実際に音量をあげたのは、マイアミかはわからないですが…)
このシーンの前に、スタッフが「近所から苦情が!」という台詞がありますので、
「近所迷惑なんて知るか!」と最大ボリュームにしてしまったんですね。
これは実際にバンド・エイドで起こった有名なエピソードで、
クイーンの出番直前に音量を爆上げしたことは歴史的事実だそうです。
クイーンの素晴らしいパフォーマンスをスタッフも全力で支援したということでしょう。
映画ではクイーンをずっと支えてきたマネージャー・マイアミが操作していますが、実際には当時のサウンドエンジニアが操作したと言われています。
そんなバンド・エイドのライブシーンはまさに迫力の一言。
まるで当時の盛り上がりを再現したかのような映像に、本物のステージかと目を疑いました。
音楽は、時代を超えて心に響くんだなぁとしみじみ。
素晴らしい音楽の数々だけでも、この映画をみる価値はありますね!

とはいえ、『ボヘミアンラプソディ』は当時のLGBT問題にとっても関心深い作品です。
ゲイ解放運動など、LGBTの転換期ともいえる1970年代。
この時代に黄金期を迎えたクイーン、そしてフレディマーキュリーを知ることで、現代のセクシャルマイノリティへの差別を考える大きなきっかけになりました。
特に印象に残ったのは、当時のマスコミの様子です。
アルバム発売の会見の様子は、フレディーの人権を踏みにじるかのようなものです。
フレディぶつける質問には、話題になりそうな発言を引き出したいという意図が透けてみえました。
今の時代に映画でみれば人々の心を揺さぶるフレディの生涯も、当時は無神経に蹂躙されていたと考えると複雑な気持ちになります。
テレビやネットで流される映像、発言、情報は届ける人の主観がはいるもの。
20年、30年もすれば変わってしまうような価値観に流されて、誰かを傷つけるようなことはしたくないなと。
過去をふり返って、未来を思ってしまうような作品でした。
ではでは。
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