0

ペンネームで請求・支払いのやり取りをする方法【フリーランス・Paypal】

フリーランスの中にはネット上でペンネーム(いわゆる匿名)で活動している人も多いですよね。

ぼくもたまにオンラインでイラストや動画の制作・販売をしています。

その時困るのが、支払いの受け渡しの際に本名がバレてしまうこと。

別にすごくアダルトなイラストを描いているという訳ではありません。

ただペンネームで作った作品はペンネームの時の自分のものであって、絶対に本名はバレたくないんです。

ところが最近は詐欺防止のために年々法律が厳しくなっていて、なかなかペンネームのみで請求・支払いをおわらせる方法は見つかりませんでした。

今回はペンネームだけでお金のやり取りができる方法をめちゃくちゃ調べたのでその結果を紹介します。

試行錯誤した結果、ダメだったものも参考までに載せておきます。

1.仲介サービスを利用する ◯

いちばん簡単にペンネームで仕事ができる方法は、仕事の間に仲介サービスをはさむことです。

仲介サービスというのは、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどの仕事を提供・注文できるサイトのこと。

サービスを挟めば直接お金のやり取りをすることがないので、名前もバレることはありません。

しかしいくつかデメリットがあります。

  1. それなりに手数料が取られる
  2. 個人としての仕事がしにくい

1万円(税込)の仕事で引かれる手数料を比べてみると

  • クラウドワークス:2,000円(10万円以下で報酬の20%)
  • ランサーズ:2,000円(10万円以下で報酬の20%)
  • ココナラ:2,750円(5万円以下で報酬の25%)
  • SKIMA(スキマ):2,000円(2万円以下で報酬の20%)

クラウドワークスとランサーズはきちんと源泉徴収も引かれるので、実質6,979円の手取りになります。
これだけのお金を支払いの為だけに払うのはもったいないです。

その分上乗せしなければならないとなると、依頼する側にもデメリットしかありません。
また見積もりをとって相手とやり取りして、という本格的なフリーランスだと、いつまでたっても個人の仕事(ブランド)と認識されにくいデメリットがあります。

2.BASE(ベイス)などのネットショップを使う ×

次に思いついたのがBASEやStoresでウェブショップを開設して、自分のショップを持てばいいのではないかという案でした。

ポートフォリオサイトとしても使えますし、カートボタンを設置でき、デザインもこだわることができます。

しかしこの方法は本名どころか住所までバレます

特定商取引法に基づいて、運営者する人の氏名・住所などの公開が必須であるためです。

試しにオンラインショップを作ってみましたが、作成の際に入力した個人情報が堂々と表示されていました。

身バレがしたくない人はバーチャルオフィスなどを住所先として使う手もありますが、月額10,000万円〜程度の利用料がかかるので現実的ではありません。

ネットショップ作成サービスの手数料もそれなりに高いです。(例:1回の注文で3.6%+40円)

3.ゆうちょ銀行の振替口座は? △

「フリーランス ペンネーム 銀行口座」で調べると、多くのサイトで「ゆうちょ銀行の振替口座」が使えると書かれています。

振替口座とは「事業に特化した口座」で、商品代金の請求や支払いを目的として使われます。

総合口座と違って利息はつきませんが、預金保護制度の対象となり、ゆうちょ銀行が破綻した場合でも全額の保障が受け取れる仕組みです。

開設方法は意外と簡単でした。

窓口にいって屋号(ペンネーム)での振替口座を作る書類を書くだけです。

ただしこれには屋号(ペンネーム)が、きちんと仕事として使われていることを証明する必要があります。

必要な書類は

  1. 屋号が記載された開業届
  2. 屋号(ペンネーム)が記載された名刺やwebサイトなどの証拠

この2点があれば、まず審査に落ちることはありません。

実際に振替口座を開設したときの手順はこちらを参考にさせて頂きました。

▶︎ゆうちょ銀行で個人事業主が屋号のみの口座を開設する方法

銀行振込のみを対象とするならこの方法が簡単です。

しかしクレジットカード払いなど、一般的な支払いには対応していないので△としました。

個人事業主が屋号で銀行口座を開設する方法

ちなみに他の銀行も調べてみました。

原則的に一般の銀行では「本名」でしか口座を開設ができません。

一部銀行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行)で「本名 + 屋号」の名義の屋号付き口座を開設することは可能でした。

4.最終的にPayPal ビジネスアカウント一択

ここまで調べてきて

  1. 金銭のやり取りには「本人確認が必須」であること
  2. ペンネームの場合それを証明するものが必要であること

を痛感しました。

最終的に唯一使えそうだったのが、Paypalのビジネスアカウントです。

もちろん本名で登録するのですが、ビジネスアカウントの「事業名」「クレジットカード記載情報」を指定できるので相手に本名がバレる心配はありません。

相手に送られるのは1.事業名 2.クレジットカード記載情報 3.送り元のメールアドレスのみ。

ここにペンネームを記載すれば相手には通知されないことを確認しました。

また請求書を発行して相手に送るだけという、メールアドレスだけで簡単に支払いのやり取りができます。

Paypalを利用するメリット
  • メールを送るだけで請求ができる
  • 請求書を同時に送れる
  • 相手が支払うと即座に入金される
  • 海外ともやり取りできる
Paypalを利用するデメリット
  • 相手にPayPalのアカウントを作ってもらう必要がある(ただし簡単)
  • ビジネスになると手数料が高くなる

Paypalは通常のアカウントなら無料でお金のやり取りができるのですが、ビジネスアカウントになると1件あたり「支払い額の3.6%+40円(国内)」の手数料がかかります。

1万円あたり400円なので、⑴で紹介したクラウドソーシング系よりは安い。

ただ10万円にもなると3,660円かかるので、金額が高くなるほどゆうちょの振替口座のような銀行振込を持っていた方がお得ということですね。

Paypalのアカウントを作らずにクレジットカードで支払いしてもらうこともできますが、月額3,000円のサービス利用料がかかります。

5.作家ならpixivFANBOX(ファンボックス)を使える?

pixivFANBOXは、クリエイターの創作活動を応援するファンコミュニティです。いわゆるお布施ですね。

クリエイターを支援することが目的なので1.の仲介サービスと違って手数料が安いです。

pixivに支払う手数料は支援総額のうち10%分+銀行振込に2〜300円程度かかります。

またpixivFANBOXの良い点は、主要な3つの支払いに対応していること。

  • PayPal(銀行口座 / 各社クレジットカード)
  • クレジットカード(VISA、Mastercardのみ)
  • コンビニエンスストア(全国の店頭端末での支払い)

に対応していて、未成年でも好きな作家を応援しやすいという特徴があります。

さいごに

最終的にはPaypalビジネスを基本的に使用して、高額案件のためにゆうちょの振替口座も持っておくという結論に落ち着きました。

複数の仕事を持つ人なら、ペンネームと本名の自分を分けて考えたいという人は多いと思います。

しかし匿名で簡単に金銭のやり取りができるということはそれだけ犯罪に使われやすい、言い換えれば信用が得にくいということでもあります。

実際にウェブ上では顔出し&本名だしすることで「あ、この人は本気でやってるな」と判断される側面もあるからです。

また何かトラブルがあった際に情報開示して本名がバレることは普通にあります。

絶対に本名を隠す!!!という感覚でビジネスをやることは無理だという感覚はあらかじめ持っておいた方が良さそうです。

ではでは。

スポンサーリンク