付加年金ってご存知ですか?
今払っている国民年金 月16,410円(平成31年度)に、毎月400円上乗せして払うと、65歳以降の年金受給額が(200円×付加年金加入年数)/年増えるという仕組みです。
「将来もらえるかもわからないのに、さらに年金の支払額を増やすなんて冗談じゃない!」
そう感じる方も多いと思います。
しかし、「支払うお金」と「受給するお金」を計算してみると、知る人ぞ知るかなりおトクな制度であることがわかりました。
今回は、フリーランスが付加年金に入るとどのくらいおトクなのかを、将来もらえるお金を元に試算していきます。
そもそも国民年金は義務!
そもそも年金と健康保険は義務で、日本に住民票を持つ人は全員支払わなければいけません。
最近は「将来年金をもらえるかわからないから、払う意味ないよ」なんて意見もありますが、国民の支払いが義務ということは、国家から国民への支払いも義務ということです。
金額が少なくなることはあっても、全くもらえなくなる可能性は限りなく低い。
年金がもらえない国になっている頃には、日本は国としておわっている状態なので、その他の制度も破綻しています。
日本をおわらせた国民にも責任があるとして、甘んじて受け入れましょう(←)
ちなみに住民票を日本から抜いて「海外転出届」をだすと、年金および健康保険の支払い義務は無くなります。
年金は「加入していた期間」で受給金額が変わってくるので、すでに何十年も払っている人は任意加入しておくことをおすすめします。
資格期間が、25年→10年に大幅に短縮された
現在は 60歳までの間に10年以上 納めていれば、老齢基礎年金をもらう資格が得られ、かつての25年から大幅に短縮されました。
この期間は、学生など保険料を免除されている期間なども含まれます。
20歳から「学生納付特例制度」を利用して、その後支払いを続けていた人であれば、31歳で受給資格はすでに満たしていることになります。
すでに日本人の平均寿命は、女性87・26歳、男性81・09歳(2017年)ですから、100歳を見越した人生設計は当たり前になってきていますよね。
定年は60歳から65歳になり、年金の受け取り開始も65歳からになりましたが、
その後10〜20年は生きることを考えれば、働かないで得られるお金のツテはいくらあっても損はありません。
付加年金でどのくらいトクをするのか?
さて本題の付加年金の話です。
付加年金は自分で申し込んで入るものですから、辞めたくなったらいつでも辞められます。そして加入期間が長いほど、その恩恵も大きいのです。
「ん?加入期間が長ければなるほど、支払いも増えるじゃん」
と思いますよね。
しかし支払った金額以上のメリットがあります。
なぜなら65歳から2年で、”必ず”元が取れるから!!!
例えば、付加年金を10年支払ったとします。
月400円×12ヶ月×10年=48,000円
65歳から年金を受け取る際、付加年金を掛けた月数×200円が毎年もらえます。
月200円×12ヶ月×10年=24,000円
2年目にも同じ金額が上乗せされるので、
24,000円×2年=48,000円
2年で元が取れます。
付加年金は1年加入しても、5年加入しても、20年加入しても、必ず2年で元が取れるのです。
ということは、67歳から87歳まで20年間生きていた場合、
24,000×20年=480,000円 を無料でもらえる計算になります。
1年間にたった4,800円支払うだけでおよそ40万円が老後の年金に加算されるなんておトクだと思いませんか。
個人年金に加入したり株や投資信託に手をだすよりも確実ですし、利益も大きいです。
付加年金は67歳まで生きていれば±0。そこから長生きするほどおトクになっていきます。
支払い期間:10年、15年、20年で試算してみた
支払う期間が長くなればなるほどもらえるお金が右肩上がりに増加していく付加年金。
2020年から、10年、15年、20年支払った場合を試算してみました。
✔️支払う金額 (4,800円/年)
【10年の場合】月400円×12ヶ月×10年=48,000円
【15年の場合】月400円×12ヶ月×15年=72,000円
【20年の場合】月400円×12ヶ月×20年=96,000円
✔もらえる金額の合計
平均寿命まで生きたとしても、20年間毎月400円を払っていれば+100万円の年金をもらうことができます。
さらに言えば、67歳で元が取れたあとに毎年支給される数万円は、完全に得分ということです。
こりゃぁ入るしかない///
サラリーマンには入れません!
今回なぜフリーランス向けに書いているかというと、サラリーマンは加入できないから。
付加年金は、国民年金の第1号被保険者、農業者年金加入者、任意加入被保険者が対象です。(※保険料免除者・国民年金基金の加入者を除く)
いわゆる自営業者、学生、無職の方が対象で、サラリーマン・OL・公務員は加入できません。
「厚生年金」などがないフリーランスのためにあるような仕組みですね。
「サラリーマンほど年金がもらえないから、何か入っておいた方がいいかな?」
と感じている方は民間の保険を探すよりも、まず先に既存のおトクな制度を活用してみてください。
海外に行っても大丈夫。任意加入の年金でも払える!
ノマドの中には、住民税・保険料節約のため海外転出届を出している人も少なくありません。
付加年金は任意加入でもつけられますし、海外にいても要件を満たせば、年金を全額もらうことができます。
さらにお得に!付加年金+2年前納を活用してみた
この記事を書いているタイミングで、年金のクレジットカード払いのお知らせが届きました。
よくみると、付加年金+前納でどのくらい安くなるかきちんと書いてくれているんですね。
2年分およそ39万円を一度に払うと、およそ1.4万円ほど安くなります。
微々たる額ですが、どうせ払うものならできる限り安くなる制度を利用しましょう。
次年度の前納を利用するには、前年の2月までに申込が必要です。
お役所では何千万人という市民の年金を取り扱っています。
よくニュースになる「年金の支給額ミス」や「未払い問題」などを防ぐためにも、自分で知識を持っておくことが大切。
投資や個人保険と同じように、自身の財産の一部を管理する意識を持っておきたいですね。
ではでは。
✔️フリーランスがお得に国民年金を利用するポイントまとめ
- 早めに付加年金(+400円)を利用する
- どうせ払うなら前納で安くする
- 海外にいくノマドでも任意で年金は入っておくべし

